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平成14年度K-RIPプロジェクトの採択決定

K-RIPプロジェクト
産業廃棄物(木質)の新リサイクル技術の開発 上記プロジェクトの情報発信と公開を目的とする

プロジェクトの内容/目的及び概要
建築物の解体廃材として排出される建設発生木材は、ほとんどが焼却処分であり、一部リサイクル材として使用されていますが、環境保全や限りある資源有効利用の観点、また、建設リサイクル法の法制化が進められる中で、よりクオリティの高い再利用技術の開発が最重要課題となっています。
この場合、再資源化にあたってエネルギーや資源を過度に使用しないこと、再資源化された製品が市場で十分流通すること、原材料のほとんどが再資源化されることなどが求められます。

本事業で実施する技術開発は、木くずの加圧と同時に高温加熱板による接触炭化処理を行うものであります。
この方法は、加圧、加熱を同時に行うことによって、木材が持っているリグニンを有効に作用させ、合成樹脂接着剤を使用せずに木材の小片同士を接着させる技術であり、この技術には類似する関連特許は無く、リサイクル技術としてコスト的にも優位性を持つものです。
なお、今回の技術は、「粉末状に加工した廃材の成型装置及び該成型装置によって成型された成型品」の名称で特許の出願、審査請求済みです。
本事業では、上記の様に当該研究に参画する中小企業が保有する技術を用いて高温加圧成型装置の開発製作を行うと共に、高温加圧固形化された木くずを使用した建材等の開発研究を行います。
また、成型装置を用い表層部が炭化された製品を製造して多様な用途の開発を目指します。
加圧と同時に表面を炭化する事の特徴は、表面構造の変化や微細構造の成長、また、耐水性獲得等の構造変化による機能性の向上であり、具体的には、断熱材や遮音性のある建築壁材、住宅床の緩衝材、また、音響関係の部材等への用途を検討します。
以上のように、本事業は木材廃棄物の再資源化を安価かつ大量に可能とする技術の開発によって、産業廃棄物が抱えている処分場問題の軽減化と、再生可能な生物資源である木材の繰り替えし利用による地球環境への負荷低減を可能とする事、更には、新たな産業を起こす事による雇用の創出を目指すものです。

K−RIPとは
九州地域環境・リサイクル産業交流プラザの略です。御興味のある方はホームページをご覧ください。
URL: http://www.k-rip.gr.jp
E-mail: k-rip@inf.ne.jp